後悔をしない生き方 小泉信三の名言

「後悔」をしたい人はいませんよね?後悔するような生き方を歩もうとする人はいない。

だれだって、「後悔しない生き方」を歩みたいものです。

でもふと「自分の人生これでいいのかな」と立ち止まってしまったり。

また続いている毎日のなかで、「あの時こうしておいたほうがよかったかな」なんて思ってしまったり。

つい過去の事を振り返ってしまうことが、私達は誰でも一度はあるのではないでしょうか?

そんな私たちが知っておきたい「後悔しない生き方」指南です。

おすすめの名言と共に、後悔しない生き方を送るための方法を紹介します。

1.後悔しない生き方を歩むための名言

「善を行ふに勇ふなれ」ということばに出会いました。

善を行ふに勇なれ」は、小泉信三(こいずみしんぞう)の言葉です。

後悔をしない生き方をしたい、という私に深い気づきを与えてくれた言葉です。

「善を行ふに勇なれ」読み方

これは小泉信三(こいずみしんぞう)の言葉です。

正式にはどんな読み方で、どんな意味があるのでしょうか?

「善を行ふに勇なれ」の読み方は「ぜんをおこなうにゆうなれ」

善=ぜん(ただしいこと)

行ふに=おこなうときに、実行するときに

勇なれ=ゆうき(勇気)をもって歩む です。

「善を行ふに勇なれ」意味

さてこの「善を行ふに勇なれ」ですが、どんな意味があるのでしょうか?

正しいと一概にいっても、それは、自らが正しいと信じた道、に対して

勇気をもって歩もう、という意味です。

もっと考えていくと、自らが正しい、と理解しているにもかかわらず、

それを実行しなければ、正しいと理解していないのと同じで

価値ある行動を行う際には、自信を持って実行せよというメッセージです。

自ら信じた道とはなにか?それは人によりますよね。

信念や正義感という言葉に置き換えられると思います。

信念や正義感が、不安や恐怖に勝る時にこそ、勇気を持って行動することが大切だ、の意味だといえます。

この言葉は、単なる勇気の励ましではなく、内なる信念や正義感を行動に移す重要性を教えてくれます。

私にとっての「善」とは、感謝を伝えること、他者を傷つけないで、相手を思いやることです。

これまで私は、特に自分の世話をしてくれたとても身近な人に、恥ずかしさや不安から、感謝の言葉を伝えられなくて、後悔を重ねてきました。

しかし、この言葉は、小さな勇気こそが人間関係を豊かにする鍵であることを教えてくれました。

感謝を伝えられないことや相手を攻撃してしまったことへの後悔が、自分の行動を見つめ直すきっかけになり

この名言を思い出すと、自分の行動や言葉が相手にどのように影響するのかを深く考え直すようになりました。

「善を行ふに勇なれ」はどのように言われ始めたか

小泉信三(年1888~1966年)は昭和期の教育者・思想家であり、特に慶應義塾大学の塾長として知られている方ですね。

父親の小泉信吉も、慶應義塾大学の塾長や、現三菱UFJ銀行の支配人を歴任していた人物。

小泉信三は、その父親信吉を、自分が6歳のときに亡くしたことがきっかけで、慶應義塾の創立者福澤諭吉邸に同居する運びとなったわけです。

福澤の人となりが、小泉信三の生き方にも影響を与え、小泉信三は中学から慶應にはいり、テニス部、大学卒業後はドイツを中心に西欧に留学。

帰国後は慶應義塾大学の文学部教授となって、教鞭をとり

留学後の経験から、「善を行ふに勇なれ」という言葉を多くの学生たちに伝えてきたそうで、

学生には大変評判がよかったそうです。

また、戦争前後(1933年~1947年)の困難な時代に、慶應義塾長を務めたことと

戦後は東宮御教育常時参与として皇太子(現在の上皇陛下)の教育にあたりました。

学生時代にテニスの経験をしたことを通じて、「スポーツが与える三つの宝」として「練習は不可能を可能にす」などの言葉も残しています。

2.後悔しない生き方を歩むために、小泉信三は…

小泉信三の「善を行ふに勇なれ」の簡単な意味をまとめてみました。

「善を行ふに勇なれ」わかりやすく簡単にまとめると

1. 正しいと信じることを恐れずに実行する
たとえ周囲の反対や批判があったとしても、自分が正しいと信じる道を進むべきだと説きました。善行を行うには、単に知識や意志があるだけでなく、それを実践する勇気が不可欠であると強調しました。

友達とかが困っていたら、助けてあげるか迷うことあるね?でも勇気をだして声をかけてあげていいってことだね。

2. 周囲に流されず、道義心を持つ
特に戦後の混乱期においては、社会全体が価値観の変動にさらされ、人々が道徳的な判断を見失いがちでした。そのような時こそ、自らの信念を貫き、倫理的な判断を持つことの重要性を学生に説きました。

現代なら、SNSでの誹謗中傷をほっておくだけでなく、とめる、なんていうことも、これに繋がると思うわ。

3. リーダーとしての責任を果たす
小泉信三は、慶應義塾大学の教育を受けた者は社会のリーダーとしての役割を担うべきであり、そのためには「勇気を持って善を行う」精神が不可欠であると伝えました。立場が上になればなるほど、より強い道徳的勇気が求められると指導しました。

社会の問題に対して声をあげたり、自分の意見を堂々と言える、ということはやはり大事だ。

4. 実際の行動に移す大切さ
知識を持つだけではなく、それを行動に移すことが重要であると強調しました。たとえば、弱い立場の人を助ける、ルールを守る、不正を見逃さないなど、日常生活の中で小さな善を積み重ねることの大切さを説きました。
このように、小泉は単なる道徳論ではなく、実践を伴う倫理観を学生たちに求めたのです。

 

 

自分が信じた正義のために立ち上がることは、ちいさなことであっても社会や関係性をよくするのね。迷わず挑戦して行動にうつしていくことね。

3.後悔しない生き方を歩むため、小泉信三の言葉に学んだこと

後悔をしない生き方をしたいと思い、「善を行ふに勇なれ」の言葉に出会ってから、私はどんな行動をするようになったのか。

完璧とは言えませんが、常に思いやりに対して勇気をだすことを意識して行動しています。

自分がそういう風にしていけば、子どもも、「後悔しない生き方を歩む」

そのことを学んでいけるきっかけに、もしなればよいかなと思います。

例えば、私には昔のこうした経験から次のような後悔があります。

勇気が出せなかった後悔

通勤中、妊娠初期の私に席を譲ってくれた年配の女性がいました。

体調が悪く、すぐに「ありがとうございます」と言えませんでした。

その後、同じ路線の駅で似た女性を見かけましたが、確信が持てず声をかけられませんでした。

些細な出来事かもしれませんが、感謝の気持ちを伝えられなかったことが悔やまれます。

席を譲ってもらうことは当たり前ではなく、小さな親切に感謝の言葉を添えることの大切さを学びました。

小泉信三の言葉から、後悔は、信じている道(=善)に対しての行動が起こせなかった時に生まれるものですからね。

特に人間関係においては、その瞬間の勇気が全てを変えることを学びました。

感謝を忘れた後悔

2つ目は夫との喧嘩です。

健康に気を遣ってほしいという思いから、彼の好きなラーメンやタバコについて、口うるさく言ってしまいました。

普段から家族のために美味しい料理を作ってくれる夫への感謝を、まず言葉にするべきでした。

身近な人であればあるほど、感謝の気持ちを伝えることを忘れてしまいがちです。

大切な人を傷つけないためにも、日頃から素直な感謝の気持ちを言葉で伝えることの大切さを、痛感した出来事でした。

恥ずかしさや不安を押し殺し、その場で感謝の言葉を伝えること、それを身近にいる一番大事な人を喜ばせることとして、意識するようになっていると思います。

そのため、批判や攻撃をしないようにできるだけ目をつぶって、感謝と理解を大事にしています。

夫婦間で喧嘩をなくすには、「まあどうでもいいか~」なんていうマインド

も大事だと、良い言われたりもしますね。

 

確かにその方が、互いに、いい所に目を向けられるわ。

そしてら「善」に対して行動が起こせるってことになる。

後悔のしない人生を歩みたいと思った時に、どんなことに対して行動を起こしていたらいいのか。

感謝と思いやりをより一層意識する、という生き方は、私の個人の経験からですが

後悔のない人生を歩むことに繋がっているのは確かです。

皆さんはどう思われたでしょうか?

とりあえず今回は、小泉信三の「善を行ふに勇なれ」という名言を紹介させていただきながら、日常の小さな勇気は、大きな人間関係の改善につながると信じていける体験を語ってきました。

「善」は人によって違いますからね。

「善」とはなにか、それを意識して

貴方様方が、後悔をしない人生を歩む、ひとつのきっかっけ作りになればと思います。

 

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