銅冶勇人のCLOUDYと名言に学ぶ”支援される側から学ぶ”という考え方

銅冶勇人(どうや・ゆうと)さんのアパレルブランドCLOUDY(クラウディ)

CLOUDYとそこにある名言 ―「与える」ではなく「共に生きる」という価値観にちかい

曇りの空(Cloudy)に「希望を見つけるブランド、CLOUDY(クラウディ)。

アフリカの伝統的な布を使ったデザインで知られるファッションブランド「CLOUDY」。

そのカラフルなテキスタイルの裏には、「ファッションを通じて社会課題を解決する」という理念が込められています。

ブランドを立ち上げた銅冶勇人さんは、ガーナでの留学経験を経て、
「支援とは何か」「本当の豊かさとは何か」を問い続けてきました。

今回は、そんな銅冶勇人さん思い、ちょっと深堀してみましょう!

1.銅冶勇人 CLOUDYにみる名言❶ 「アフリカに服を寄付してはいけないのですよ」

銅冶勇人(どうや・ゆうと)さんはアフリカを支援しておられます。

銅冶勇人さんの経歴・実家については、別の記事に譲りますので、記事の終わりで紹介します。

アフリカのガーナを主に支援されています。

最初はNPO法人を設立したことにより支援活動をスタートですが

すぐにCLOUDY(クラウディ)というアパレルブランドも立上げました。

その銅冶さんのCLOUDYが、そのアフリカで作った服を販売していて

CLOUDYでの収益での一部をアフリカの学校支援、技術発展に向けての雇用の支援に寄付されているのですね。

つまり銅冶さんは、COUDYで作ったものを、アフリカに寄付しているのではない、というわけです。

銅冶勇人さんは、アフリカへの支援について、このように語っています。

「アフリカに服を寄付してはいけないのですよ」
― 銅冶勇人(田内 学 氏 note より)

この言葉には、深い背景があります。

銅冶さんは、外資系金融会社に勤めていたころからNPO法人を立ち上げ、
アフリカでの支援活動を続けてきました。

現地で気づいたのは、「善意の寄付が、かえって産業発展を妨げている」という現実。

世界中から衣類が寄付されることで、現地では服を“もらうもの”と考える人が増え、
「服は買うもの」または「自分たちで作るもの」の習慣が失われてしまう。

結果として、衣類を作る産業が育たず、繊維工業や軽工業、
そして将来の技術産業までもが発展しにくくなる――。

これは、銅冶勇人さんのように、実際に現地で人々と共に暮らし、働いた人にしか得られない「リアルな支援観」だと思います。

銅冶さんは、服を寄付するのではなく、服を“つくる機会”そのものを現地に生み出すため、

工場を設立し、女性の雇用を増やす活動を続けています。

この言葉の奥には、「相手を助ける」のではなく「共に立ち上がる」という哲学が感じられますね。

2.銅冶勇人 CLOUDYにみる名言➁ 「アフリカに渡してるんじゃない、彼らからもらっている」

「アフリカに渡しているのではなく、むしろ(アフリカの)かれらの方からもらっている方が多いのですよ」― 銅冶勇人(田内 学 氏 note より)

どれほど多くの支援や事業を行っていても、
銅冶さんの心の中にあるのはこの言葉です。

つまり、「感謝」。

現地で出会う人々からもらう笑顔、働く喜びを見せてくれる仲間たち。

それは、物質的な「お返し」ではなく、人生を豊かにしてくれる“心の贈り物”。

この言葉を読んだとき、私は「教育の本質」や「働く意義」というものを感じました。

言葉が完全に通じなくても、心が通い合う絆。

そうした経験を通して、銅冶さん自身も「支援されている」と感じているのかもしれません。

世界と社会に深く関わりながら、自分のキャリアを柔軟に切り拓くその姿は、
まさに現代の『教養』の体現者といえるのではないでしょうか。

3.銅冶勇人 CLOUDYの今と未来のプロジェクト

NPO設立からおよそ15年。

アパレルブランドCLOUDYは、2025年で創業10年目を迎えます。

便利な通販サイトのほか、渋谷の「MIYASHITA PARK」実店舗
そして神宮前(東急プラザ2階)にある「ハラカド店」も人気です。

最近、ガーナでは、

テキスタイルデザインや映像制作を学べる学校の開校や、
街をきれいにする環境プロジェクトなど、

バーバーショップ(理容師の技能習得から、雇用の拡大)など活動の幅をさらに広げています。

日本では、2025年にCLOUDYと三菱鉛筆さんとのコラボレーションでガーナ産のカカオと使った鉛筆製造や、

CLOUDYとサントリーさんとのコラボレーションも。

この企画は2025年8月も猛暑の中、

天然水が育まれるまでにかかる時間であるおよそ「20年」をキーワードに、20年後の夢をテーマにした体験展示をしたり、

「水」をモチーフにしたオリジナルTシャツなどの限定販売も行っていましたね。

銅冶さん、最初は一人で始めた「アフリカ支援と服づくりの両輪ビジネス」は、
いまや多くの共感を呼び、希望の輪となっています。

4.銅冶勇人CLOUDYの名言に学べること まとめ

CLOUDYー曇りの日にも、希望を見つける

銅冶さんの言葉には、どんな状況でも「人と人が支え合う力」への信頼が込められています。

与えるのではなく、分かち合う。

支援するのではなく、共に成長する。

CLOUDYのブランド名が示すように、
たとえ曇りの日でも、そこに希望を見つける力を私たちは持っているのだと思います。

 

銅冶勇人さんの詳しい経歴や、お実家のことが気になるという方は、こちらの記事もどうぞ。

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