慶應出身の社長が多いのはなぜか?
株式会社ということでなく上場企業ということだと、確かに多い事も事実です。
なぜなんでしょうか。
社長・経営者といっても、オーナー社長さんなのか、雇われ社長さんなのかに追っても違いますし、
かりにオーナー社長さんだとしても、ご本人が一代で立ち上げている場合と
親御さんから、またもっとまえから歴代からのオーナー業をひきついでいる場合では、その中身や質も異なるのが当然ですね。
なので慶應
出身社長といっても三者三様なわけです
しかし、慶應には
“社長を生みやすい土壌”があるのも事実です。
この記事では、なぜ慶應出身の社長が多いのかを、
4つの理由から考えていきます。
慶應出身の社長や経営者が多い理由4つ!
慶應出身社長が多いのは「独立自尊」の理念起業家精神を育てる
慶應義塾の教育理念として知られるのが、福澤諭吉 が掲げた「独立自尊」です。
これは、
「他人に頼らず、自分の頭で考え、自分の責任で行動する」
という意味です。
慶應出身の社長が多い理由1 独立自尊が起業家精神を育てる
慶應義塾の教育理念として知られるのが、福澤諭吉 が掲げた「独立自尊」です。
これは、
「他人に頼りすぎず、自分の頭で考え、自分の責任で行動する」
という考え方です。
慶應では、この理念が単なる“校訓”として掲げられているだけではありません。
授業、部活動、課外活動、そして卒業生との交流を通して、
「まずやってみる」
「自分で切り拓く」
という姿勢が自然と育まれていきます。
その結果、
大企業の中で出世する人だけでなく、
自ら事業を立ち上げる「起業家」が多く生まれているのです。
実際、近年の慶應出身者には、
社会課題をビジネスで解決しようとする若い経営者も目立ちます。
その代表例の一人が、銅冶勇人 さんです。
銅冶勇人さんに見る「慶應らしい起業家像」
銅冶勇人 (どうや・ゆうと)さんは、慶應義塾大学経済学部を卒業後、ゴールドマン・サックス に入社。その後、働きながらアフリカ支援のためのNPOを立ち上げ、現在はアパレルブランド CLOUDY の創設者として活動しています。
ガーナに学校を建設し、現地に工場をつくって雇用を生み出すなど、「支援」と「ビジネス」を循環させる仕組みを構築してきました。
社会課題を「寄付」で終わらせず、「事業」として継続可能な形にした点は、従来の支援のあり方を変える挑戦とも言えます。
慶應が育てる「独立自尊」の精神は、
こうした“自分で課題を見つけ、自分で解決方法をつくる人”を後押ししているのかもしれません。
銅冶勇人さんについては詳しくはこちらで書いています。
銅冶勇人 経歴や実家は?wiki風プロフィール!名言もご紹介
慶應出身の社長が多い理由2 慶應生は親(慶應出身)の仕事を継ぐケースも多い【継承型】
慶應出身の社長が多い理由として、もう一つ見逃せないのが
「事業承継」です。
つまり、自らゼロから会社を起こすだけでなく、
親や祖父母の代から続く会社を受け継ぎ、さらに発展させるタイプの経営者です。
特に慶應には、
幼稚舎から大学まで一貫して通う家庭も多く、
「親も慶應、子どもも慶應」というケースが珍しくありません。
経営者家庭では、
「自分の子どもにも同じ教育を受けさせたい」
と考える傾向が強く、
結果として慶應に“経営者の子ども”が集まりやすくなります。
そしてその中には、
家業を継ぐ人も少なくありません。
もちろん、
「親の会社を継ぐ」ことは簡単ではありません。
先代の築いたものを守りながら、
時代に合わせて変化させていく力が求められます。
つまり継承型の社長には、
「守る力」と「変える力」の両方が必要です。
その代表例が、豊田章男 さんでしょう。
① 豊田章男さん
豊田章男 (とよだ・あきお)さんは、世界的企業 トヨタ自動車 の創業家に生まれ、
祖父は創業者一族、父は元社長という“経営者一家”の出身。
高校は慶應義塾高等学校、大学は慶應義塾大学 法学部を卒業。
その後アメリカの バブソン大学 でMBAを取得し、国際的な視野も身につけました。
2009年に社長就任後は、「もっといいクルマづくり」を掲げ、現場主義を徹底。創業家として会社を受け継ぐだけでなく、自らレースに参加するなど、新しいトヨタ像を築いた“継承型リーダー”として知られています。
こんな豊田章男さんは、最初すぐに豊田を継いだのではなく、高校時代からハワイの短期留学をしたりして、アメリカの大学卒業は米国の投資銀行に勤めていたと。
国内に治まることなく、米国で仕事をしたのは、「世界のトヨタ」を継ぐ準備か、と思います
しかし、実際には、周囲からの「豊田の息子」という目線は重かったようです
同じ様に悩むなら、豊田の為に苦労したほうがいいのではないか?という観点から、2009年ごろにはトヨタに入社されたのです。
このように、「守る力」と「変える力」を備えていったのでしょう。
豊田章男さんについては、こちらの記事で述べています。
慶應出身社長が多い理由3 創業型も継承型も支える「三田会」の存在
ここまで見てきたように、慶應出身の経営者には、
銅冶勇人 さんのように自ら事業を立ち上げる「創業型」と、
豊田章男 さんのように家業や企業を受け継ぐ「継承型」がいます。
一見すると異なるタイプですが、
この両方に共通している“支え”があります。
それが、慶應独自のネットワーク
三田会 です。
三田会は、単なる同窓会ではありません。
業界別、地域別、職種別に広がる、
日本でも最大級のOB・OGネットワークです。
「同じ慶應出身」というだけで、
初対面でも話が早い。
相談しやすい。
応援してもらいやすい。
そんな“見えない信用”が存在します。
起業家にとっては、
資金調達や人脈形成の入口になり、
継承型の経営者にとっては、
経営の相談相手や次の人材との出会いになります。
つまり三田会は、
単なる仲良し組織ではなく、
「慶應出身の社長を支えるインフラ」
とも言える存在なのです。
もちろん、
社長になれるかどうかは本人の努力次第です。
ただ、その努力を後押しする
「人とのつながり」が強いことは、
慶應の大きな特徴でしょう。
だからこそ、
創業する人も、
継承する人も、
その先でさらに成長していける。
慶應出身の社長が多い理由は、
こうした“人をつなぐ仕組み”にもあるのです。
慶應出身の社長が多い理由4 経営者は、わが子も慶應に入れようとする
「慶應出身の社長はなぜ多いのか」を考えるとき、興味深いのは
自分の子どもにも慶應を選ぶ人が多いことです。
その代表例が、玉塚元一さん。
デジタルハーツホールディングスの社長であり、過去にはファーストリテイリングやローソンの社長も務めた人物です。
玉塚さん自身が慶應義塾幼稚舎から大学まで16年間慶應で学び、さらに3人の子どもも幼稚舎から慶應に通わせていると語っています。
なぜ、そこまで母校にこだわるのでしょうか。
理由は、「慶應の教育は知識だけでなく、生き方そのものを教えるから」です。
慶應の創設者、福澤諭吉は、
「独立自尊」という理念を掲げました。
これは、
「自分の頭で考え、自分の力で立ち、社会に貢献する人になれ」
という教えです。
玉塚さんによれば、慶應ではこの理念を幼い頃から徹底して学びます。
たとえば──
- 福澤諭吉ゆかりの地を訪ねる
- 命日に墓参りをする
- 「まず獣身を成して、後に人心を養う」の教えのもと体を鍛える
など、単なる勉強ではなく、身体と精神の両方を育てる教育が行われています。
こうした環境の中で育つことで、
「努力すれば道は開ける」
という価値観が自然と身につく。
だからこそ、多くの経営者が
「自分の子どもにも同じ教育を受けさせたい」
と考えるのでしょう。

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